空色の想い
作詞:きなり
グレーに染まる空の色が
心を映す鏡のように
泣きだしそうな雲を眺め
戻れない青空を振り返る
頬を流れるのは雨か涙か
それさえも分からずに
呟いた言葉は雨音にかき消され
届かない想いに変わる
勘違いですれ違い
迷い込んだ迷路から
抜け出すことが出来ずに
永遠を誓ったあの頃に
戻れないよと時計が時を刻む
涙のようにふる雨に濡れ
傘を傾けたあの時のまま
時間が止まれば良かったのに
帰れない過去を振り返る
今日というこの日が夢か現実か
それさえも分からずに
流れた涙は雨の中に溶けていき
届かない想いに変わる
分かり合えずが絶えず
目の前の扉のカギ
見つけ出すことが出来ず
笑顔に溢れたあの頃に
戻れないよと道は前に続く
「ありがとう」に心が痛む
やまない雨 虹もなく
ため息が明日への遠回り
★
振り返った場所には
小さな後ろ姿